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2009/11/12

憧れのスカラ座で着物(Kimono in the theater Scala)



憧れのスカラ座バレエを着物で鑑賞してきました。海外の色々な場で着物を着る機会はありましたが、こんなに皆さんに喜んでいただけるとは!目があうとニコニコと微笑んで下さったり、「ビューティフル!」と声をかけてくださる方もいて、とても嬉しかったです。






オペラよりバレエの方が比較的カジュアルな服装が多いとは聞いていましたが、そこはやはりスカラ座、ロングドレスの方も。




ここでは子供たちまでが、可愛いフリルのワンピースやチャイナドレスなどで着飾っています。小さい頃からこういう場で晴の日の立ち居振る舞いを身につけてゆくのでしょう。さすがに日本から振り袖を持ってゆくのは大変なので、軽めの色無地にアンティークの刺しゅう帯を持参。それでも華やかで珍しい着物は目を惹くようで、沢山のお褒めの言葉を頂きました。




バレエ『ジゼル』は、夢中で見入ってしまい、時間があっという間に過ぎました。とんでもなく高くとんだり何回転も回ったり・・・というテクニックを誇示する踊りではなく、佇まいやしぐさ、指先の隅々まで気持ちが行き届いているという感じの美しさです。

スカラ座では一旦舞台が始まると途中で入場退出することが出来ないらしく、私も危うくしめだされる寸前でした。それはそれは厳しく、係のオバサンたちが廊下に面した出入口をしっかり守っていて、舞台が始まる数分前には鍵をかけてしまうのです。トイレが混んでいようが、仕事で遅れて来ようが、舞台が始まったら次の幕間までの1時間余り、入れて貰えないのです。あの時間におおらかで有名なイタリア人たちが、文句も言わずにそれを当然のこととして受け入れているのだから驚きです!でもそれはきっと、遅刻して舞台を妨げるなんてもっての外、という意識の高さの現れなのでしょう。それだけこの国では芸術家に敬意が払われているということで、そしてそういう土壌で育まれてきたバレエはやはり半端ではなく、主役は勿論のこと脇役のレベルも高く、本物の底力を感じました。