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和寂のホームページはFBに移行しましたhttps://www.facebook.com/Wajaku%E5%92%8C%E5%AF%82-492166090811728/?ref=bookmarks

またイタリア語のサイトはこちらになります。http://www.kimonowajaku.com/

2009/12/28

DUANE様(From England)














『紬(tsumughi)』の紋付き羽織袴をレンタルして頂きました。紬は堅苦しくなく、それでいて光沢のある柔らかい着物よりも若い方にはおシャレ感がアップする気がします。勿論、紋付きですのでりっぱな余所行き、成人式などにも十分お召になれます。
















今回が3度目の来日とおっしゃるデュエン様、でも着物は初体験。日本のサッカーと文化が大好きで、将来は日本に住むのが夢だそうです。日本が大好きという気持ちが伝わってきて、私も張り切って着付けをさせて頂きました!「とても着心地がよく、気持ちが引き締まる」と喜んで下さいました。

2009/11/21

日本最古の歌舞伎舞舞台(The oldest Kabuki stage)

群馬県赤城町にある日本最古の歌舞伎舞台で、一年に一日だけ、町の人たちの手作り歌舞伎が行われると聞き、お邪魔しました。




『日本最古の歌舞伎舞台』は苔むした茅葺き屋根の風情ある佇まい。

『二重』と呼ばれるセリヒキ機構は小さな舞台を二段に重ね、天井と奈落の装置を回すことでせり上げたり、せり下げたりしてゆくものですが、『歌舞伎座』の舞台を見慣れている私でも、それが天井や床にもぐりこんだ80人ものボランティアの方たちの人力で動かしていると聞くと、ちょっと感動ものでした。

そしてこの装置が、この村で生まれた一人の大工、永井長治郎さんの手で、江戸時代にすでに作られていたのだと思うと、驚きもひとしおです。

国の重要有形民俗文化財に指定されているこの舞台もさることながら、この日のために、木を切り倒し、垂木を組んで縄で結び、ゴザを敷いて観客席を組み、セットの背景が剥がれていれば修繕し、芝居の稽古をし・・・半年以上前から土・日返上で準備をしてらした町の方たちの熱意にも感服します。


全てがボランティアでまかなわれ、江戸時代から入場料タダという心意気は今だに受け継がれています。そして「江戸時代の芝居小屋へようこそ」というこのおもてなしの心と、その心が宿った屋根や客席が国の無形文化財に指定されていると聞き、とても嬉しく思いました。

でも、今までそれを支えて来れたのは、村に『茅葺き』『建具』『宮大工』などの職人さんたちがいらしたから。残念ながらこの時勢で、その技を継承する方も減り、ボランティアの数も年々減っているそうです。

更に財政面も厳しく、この一回の公演に必要な実費(縄代、材料、修繕費、衣装クリーニングなど)150~160万円を捻出するのも大変です。

今回初めて、この歌舞伎に外部のボランティアの方々が参加しました。
私に声をかけてくれた友人の映画監督野田香里さんを中心としたメンバーです。彼女は自身がボランティアに参加するだけでなく、外国人の方に赤城町でホームスティを体験して頂きながら歌舞伎のボランティアに参加して頂く企画も立ち上げています。

江戸時代にタイムスリップしたような歌舞伎舞台を再現してくれるこんぴら歌舞伎の金丸座も貴重ですが,江戸時代の建物がそのままが残っている赤城町のこの舞台はまさに、失ったら二度と戻らない貴重な日本の財産。
歌舞伎座が惜しまれつつも建て替えられることになり、尚更、日本人としてこの最古の舞台を支えてゆかなければという思いを強くします。
一人でも多くの方に感心をもっていただき、着物を通してこのイベントを盛りたてる一助となれればと思っています。
野田香里さんのブログはこちら

2009/11/17

Giappone in Milano

大好きなイタリア、ミラノへ行ってきました!

海外で日本人の活躍や日本の文化に触れると、誇らしい気持ちになると同時に、その国の人との距離がグッと近くなったようで嬉しくなります。外国の方にも着物に親しんで頂きたいという私の夢も『政治や経済だけじゃなく人と人との結びつきを深めたい、もっとその国を好きになりたい、もっと日本のことを好きになってもらいたい』というシンプルな願いから生まれました。

ミラネーゼの「日本が好き!」という気持ち、拾い集めてみました!

『春画(shunga)』の展覧会。ミラノの中心ドゥオーモにある『Palazza Reale』にて。このポスター、地下鉄のあらゆるところに。 日本人の私でも『日本のエロス』にお腹一杯、何しろ江戸時代のアダルト雑誌みたいな ものですから。イタリアの方にどんな風に受け取られたかちょっと心配(笑)。でも実 際に展示された日本の古い着物を見てもらったり、春画に描かれた江戸の風物を知って もらったりするのは嬉しいことです。


『カルティエ』のディスプレイ

『NOBU』はイタリアで活躍している日本人シェフの店。ノブさん、イタリアで料理本も沢山出してらっしゃいます。


『武満徹特集』スカラ座にて。残念ながら既に終了していましたが大々的に催されたようです
















『10 corso como』は毎回立ち寄る大好きなカフェ。

緑が一杯、こんなに 近くまで雀が・・・そしてトイレに『盛り塩』発見!


『MUJI』は世界に広がってます。 無印良品イタリアの女社長、美穂さんと。彼女、 一年前は私と日本のイタリア語学校で机を並べていた筈なのに??今ではイタリア語で テキパキ部下に指示を出してます!


『ANTEPRIMA』
あのキラキラワイヤーバックで大人気、純粋イタリアンブラン ドと思われてる方も多いのでは?実は日本人、荻野いづみさんが立ち上げたブランドです。ミラノでも堂々とした店構え。
 『Japanese in London』
日本が誇るプリマドンナ吉田都さん。ミラノではありませんが、ロンドンの地下鉄じゅうにこのポスターが。英国ロイヤルバレエ団の公演、堂々主役です!

2009/11/12

憧れのスカラ座で着物(Kimono in the theater Scala)



憧れのスカラ座バレエを着物で鑑賞してきました。海外の色々な場で着物を着る機会はありましたが、こんなに皆さんに喜んでいただけるとは!目があうとニコニコと微笑んで下さったり、「ビューティフル!」と声をかけてくださる方もいて、とても嬉しかったです。






オペラよりバレエの方が比較的カジュアルな服装が多いとは聞いていましたが、そこはやはりスカラ座、ロングドレスの方も。




ここでは子供たちまでが、可愛いフリルのワンピースやチャイナドレスなどで着飾っています。小さい頃からこういう場で晴の日の立ち居振る舞いを身につけてゆくのでしょう。さすがに日本から振り袖を持ってゆくのは大変なので、軽めの色無地にアンティークの刺しゅう帯を持参。それでも華やかで珍しい着物は目を惹くようで、沢山のお褒めの言葉を頂きました。




バレエ『ジゼル』は、夢中で見入ってしまい、時間があっという間に過ぎました。とんでもなく高くとんだり何回転も回ったり・・・というテクニックを誇示する踊りではなく、佇まいやしぐさ、指先の隅々まで気持ちが行き届いているという感じの美しさです。

スカラ座では一旦舞台が始まると途中で入場退出することが出来ないらしく、私も危うくしめだされる寸前でした。それはそれは厳しく、係のオバサンたちが廊下に面した出入口をしっかり守っていて、舞台が始まる数分前には鍵をかけてしまうのです。トイレが混んでいようが、仕事で遅れて来ようが、舞台が始まったら次の幕間までの1時間余り、入れて貰えないのです。あの時間におおらかで有名なイタリア人たちが、文句も言わずにそれを当然のこととして受け入れているのだから驚きです!でもそれはきっと、遅刻して舞台を妨げるなんてもっての外、という意識の高さの現れなのでしょう。それだけこの国では芸術家に敬意が払われているということで、そしてそういう土壌で育まれてきたバレエはやはり半端ではなく、主役は勿論のこと脇役のレベルも高く、本物の底力を感じました。                  

2009/11/07

深川製磁ミラノスタジオ(Fukagawaseiji in Milan)














ミラノに行くといつも立ち寄るのがこの深川製磁さん。もともとイタリアとはご縁があったそうですが、5年前、今の閑静なブレア地区に出店。有田焼きのショウルームと、日本文化を紹介するためのアートギャラリーを兼ねています



お店を任されている日本人女性中川ますみさんとすっかり話しこんでしまいました。
深川製磁では、毎年『ミラノサローネ※』で新作を発表し、世界中から集まった方たちの注文を受けて商品としてお渡ししているそうです。

純粋に日本的な絵皿のラインナップと注文を受けてから外国仕様で作るデミタスカップの2本だてでセールスを展開。












日本文化の発信地として、そして世界を相手にビジネスを展開しているお手本として、深川製磁さんからは色々学びたいと思っています。

着物と器、相乗効果で日本のよさを伝えることが出来たらいいですね!なんてすっかり意気投合してしまいました。













昨年は桜、今年はひょうたんがモチーフ















デミタスカップは手にしてみるととても軽いのに、1200度の高温でやきしめているため、とても丈夫だそう。色がくっきりと美しく出るのも高温ならではとか

※ミラノサローネ毎年4月にミラノで行われる国際的なイベント。中心となる展示場では世界中から集まった企業が、インテリア、照明、キッチン用品などなど最新のデザインを紹介。街中の店やショウルームでも趣向を凝らした催しが行われ、街をあげてのお祭りになる。

2009/07/09

梅崎由起子さんの藍染め(Indigo-dyeing by Yukiko Umezaki)




化学染料の藍染めはお手頃価格で手に入りますが、天然の藍染めはとてもやさしい風合いで、使い込めば使い込むほどに、味が出る気がします。会場にいらした梅崎さんに、このバライティー豊かな作品を一点一点すべてお一人で作られていると伺い、さぞや準備も大変だったのでは?とお尋ねすると、この短い展覧会のためになんと一年も前から準備をされたとのこと。染めたての藍は、色が移ってしまうので、半年ほど時間をおかねばならないので、時間も必要なのだそうです。金魚の柄の涼しげな浴衣や、麻のタペストリーなど、これからの季節に涼を運んでくれそうです。

日本橋高島屋7階 ギャラリー暮らしの工芸にて 7月8日(水)から14日(火)まで。是非手にとってその風合い、確かめてみて下さい!尚、京都の『omo』さんでも梅崎さんの藍染めは取り扱っています。(ただし、売り切れ次第終了とのことですのです)

このイベントは終了しました。

2009/06/15

桂歌之助さん、イタリア語落語会(Event for Rakugo by Utanosuke(2)











大盛況のうちに幕をとじたイタリア落語会でした!
実はイタリア語が全く分からないお客様もお連れしての落語会、どうなることかと、お客様の反応を伺いつつ、ついつい緊張。でも皆さん「身振りや表情、ニュアンスだけでも十分楽しめたと」喜んで下さいました。「言葉が分からないのに、これだけ面白かったのは歌之助さんの落語に力があるからですね」というお客様の感想、そして、イタリア語が堪能なお客様が声をあげて笑って下さる姿、とても嬉しかったです。

落語の始まる前に、歌之助さんがイタリアで落語凱旋をされた時のビデオが流されました。イタリアには座布団なんか勿論ありません。テーブルを赤い毛氈で覆い、毛布を小さく折り畳んで風呂敷でくるんだ即席の座布団で、りっぱな高座が出来上がってゆきます。その即席座布団の上だけで、体ひとつで演じる落語のシンプルな力強さ。
そしてミラノ、フィレンツェでの公演を終え「母国語ではない言葉で語った落語が異国の地で異国の人達に暖かく迎えられた不思議で感動的な体験でした」というようなことを仰っていた歌之助さんが、打ち上げパーティーのためにイタリアの町に消えてゆく嬉しそうな顔がとても印象的でした。

いつかは着物の素晴らしさを世界の人たちにお伝えしたいという思いを抱いている私としては、歌之助さんが先陣きって果敢に世界に挑戦されているお姿に、沢山の勇気を頂きました。そしていつかイタリアで、歌之助さんがイタリア語落語の再演をなさった時に、お客さまが『和寂』の着物を着て楽しんで下さったら・・・と夢見た一日でした。

2009/06/13

森田もとこさんの作り帯(Obi by Motoko Morita in NY)















ニューヨークに行って参りました!
海外で着物を着ると、あちらの方はとても喜んで下さる、レストランでもとても大切にもてなして下さる、とはよく聞きます。
私もいつも重たい着物を持参するものの、時差ぼけに負けて着物を着つける時間を惜しんで眠り、結局袖を通さぬまま持ちかえっておりました。なんと勿体ないことか・・・。




でも、森田もとこさんのキュートな2部式帯に出会い「こういう時こそ、軽くて簡単な作り帯」と閃きました。そして、マンハッタンの街をバックに、マッハッタン柄の作り帯で記念撮影をして参りました。生憎の雨模様もなんのその、羽織の裏地に作った帯は多少の水濡れも気になりません。

森田もとこさんは元々は着物の生地で作ったアロハシャツのお店をされていたそうです。5年前に今の『omo』というお店を立ち上げて、今はとても素敵な、もとこさんならではの個性的なお店を軌道にのせてらっしゃいます。
着物という素地はあったにせよ、子育てを終えての大方向転換に、思わず私も自分を重ね、お店に伺った時は時間のたつのも忘れてすっかり話しこんでしまいました。
『和寂』では『omo』さんの作り帯を色々と取りそろえてゆきたいと思っておりますが京都に行かれた際は、是非お店をのぞいて見て下さいませ。
もとこさんが、気さくに相談にのって下さいます!そして元気も頂けます!

2009/05/22

文楽鑑賞(Bunraku in Tokyo)

国立劇場にて『ひらがな盛衰記』を鑑賞。
本日の私のお着物は塩瀬の単衣(ひとえ)、帯はインドシルク(この帯はリバーシブルで裏はバングラディッシュの鮮やかな朱色のサリーを帯に仕立てたもの)、帯留はイタリア製のトンボ玉・・・と国際色豊かなとりあわせでございます。
6月と9月は一枚仕立てのお着物『単衣(ひとえ)』の季節ですが、汗ばむ5月などは もう単衣で構わないでしょう。単衣が過ぎると7、8月は『紗(しゃ)』や『絽(ろ)』など涼やかな透ける素材の出番。短い季節、しかも一度着ると汗だくになってしまいお高い『着物クリーニング』へ、という時こそレンタルを活用するのは賢い手かもしれませんね。



さてさて歌舞伎、能、落語、そして文楽と、日本のエンターテイメントの共通点といえばイマジネーションの豊かさ、でしょうか。『あるものをないと思い、ないものをあると思う』・・・文楽などは一体の頭(かしら=お人形)を3人がかりで動かす訳で、立ち回りなどはもう、寄ってたかって動かしてるという感じになるのです。でも操っている人をないものと思い、でもどこかで意識して見ている・・・その約束事を踏まえて楽しめるようになると、世界は無限に広がる気がします。




『お相撲』といえば彼女の右に出るものナシ!というレポーターの横野レイコさんと。
実はレイちゃん、文楽にも精通していたのです。なぜかといえば、若かりしころ(今も若いけど!)文楽の『イヤホンガイド※』の声をやってらしたのです。レイちゃん曰く
「足遣い10年、左遣い10年、頭(かしら)10年と言われていたけど、今は15年になりつつある」とのこと。頭(かしら)は顔を出して人形を操る人、でも足遣いや左遣いの方は、黒い装束をつけて顔も隠してらっしゃるのです。でも「下手な足遣いは頭の邪魔をする」と言われるぐらい3人の息があってないと成立しないというのは本当に見ていてよく分かります。


幼なじみで雑誌『STORY』ライターの井上美由紀さんと。
6月発売の『STORY』で美由紀ちゃんが横野レイコさんをご紹介しております。私も今からとっても楽しみ!是非チェックしてみてくださいね!








楽屋にお邪魔しました!
主役の千鳥をなさった桐竹勘十郎さん、舞台のキリリとした印象とは裏腹に気さくで柔らかな雰囲気。そして揚屋亭主を軽妙に演じてらした吉田幸助さん。すっかり舞い上がって記念写真を忘れてしまいましたが、お二人においしいお土産をいただいたのでパチリ!
今月の公演は24日(日)までです。まだ間に合います!舞台は一期一会。是非是非足をお運びくださいませ。



※イヤホンガイド 文楽や歌舞伎などを観劇しながら同時進行で解説するシステム。

2009/05/21

おしゃれ着物(Kimono for going to parties)


付け下げ

アメリカアンティーク布地帯

Tukesage Kimono&
American  Antique  Obi

(Size/M~L)

























付け下げ

御所車柄アンティーク帯

Tsukesage Kimono &
Antique  Obi

(Size/S~M)













小紋

貝合わせ柄アンティーク帯

Komon Kimono&
Antique  Obi

(Size/M~L)















小紋

作り帯『イギリスの生地』

Komon Kimono

(Size/M~L)












































小紋

作り帯『羽裏マッハッタン柄』

Komon Kimono

(Size/M~L)

2009/05/17

イタリア語落語の歌之助さん(Event for Rakugo by Utanosuke(1)


今日は、イタリア語落語の桂歌之助さんについてちょっとご紹介したいと思います。

3月に京都の『UTAUME亭』という落語会のお手伝いに行きました。

この会はもう何年も続いていて『京都のお寺さんで、梅見をしながら、歌之助さんの落語を楽しもう』という会で、文字通り歌之助さんの『UTA』と梅見の『UME』をとって『UTAUME亭』。



そこで初めて歌之助さんの落語に触れました。
かかった落語は『阿弥陀ケ池』と『ねずみ』の2つ(この時は日本語落語ですが)。
『阿弥陀ケ池』はユーモアたっぷりに笑わせ、そして『ねずみ』はホロリと泣かせるお話です。落語に詳しくない私が言うのも生意気ですが、歌之助さんの落語は、気負いがなく洗練された印象。クールで押しつけがましくなく、でも大事なところはグッと胸をつかまれる・・・その押し引きがとっても絶妙だと感じました。観客に想像の余地を与える、独りよがりではない、とっても素敵な落語家さんだなぁと惚れ惚れしました。

そんな歌之助さんが今回、イタリア語でやって下さるのは『動物園』という落語。のしのし歩く動物のリアルでコミカルな動きなど、外国人の方にも十分分かりやすい落語を選んで下さいました。
本当に皆様にご覧いただきたいと思っております。
まだ残席がございますので、是非皆様のご参加お待ちしております。
お申し込みはkimonowajaku@gmail.comまで、よろしくお願いいたします。

『和寂』オープニングパーティー(Wajaku opening party)



3月某日『和寂』のオープニングパーティーを開きました。
当日は江戸時代の『婚礼衣装』や『役者さんの衣装』などを展示、京都から美味しいお酒や沢山の美味しいものをとり寄せて皆様をおもてなしいたしました。普段なかなか着物を着る機会のないお客様方も、華やかな着物で参加して下さり「また着物を楽しむパーティーをやってネ!」と喜んで下さいました。もっともっと着物が身近になるといいなーと
心から思った瞬間です。
パーティーの様子をほんの一部ですがご紹介いたします。
『和寂』では、パーティーからちょっとしたお出かけまで、様々なレンタル着物をとりそろえております。なんなりとご相談下さいませ。まずはkimonowajaku@gmail.comまでご連絡をお待ちしております。

2009/05/07

着物でイタリア語落語を楽しむ会(the party for Rakugo in Kimono)

『着物でイタリア語落語を楽しむ会』
6月13日(土) 13時半
開演場所 日本橋
会費 12000円(落語、着物一式レンタル、着付け含む)
定員 10名様

本場イタリアで、日本の落語をイタリア語で、イタリア人をお相手に公演された桂歌之助さんが、
なんと今回、日本でイタリア語落語を披露して下さいます。
『和寂』では、着物で歌之助さんの落語を楽しむ会を企画しました。
こんなチャンスはめったにありません!お友達お誘いあわせの上、ふるってご参加くださいませ。
早めにご予約頂ければ、事前に着物のサイズ合わせ、お好みなど、試着も可能でございます。
ギリギリですとご希望に添えない場合もございますので、その際はご容赦くださいませ。

まずはkimonowajaku@gmail.comまでご連絡ください。身長、体重、足のサイズを明記頂ければ幸いです。

このイベントは終了しました。

2009/05/01

『念願のこんぴら歌舞伎!』(Konpira Kabuki)









何を今更とお思いかもしれませんが、4月7日かねてより念願の香川県金丸座で一年に一度行われる『こんぴら歌舞伎』に行って参りました。20数年歌舞伎に通いつめている私も初めての体験です。
この日のお着物と帯は青紅葉づくし。紅葉は紅葉でも、新緑の季節を先取りしたグリーン鮮やかな紅葉でございます。日本は春夏秋冬四季があり、そして着物は季節を先取りするのが粋とされております。例えば「桜の季節に本物の満開の桜と競ってもね」・・・というわけで、桜をまとうのは蕾がほころび始めた3月。それを「めんどくさーい」と思うか「うわっソレ面白いっ!」とのれるか、そこが着物にハマるかどうかの別れ道のような気がします。

さて『こんぴら歌舞伎』。今年は、ニューヨークなどで歌舞伎公演をされた勘三郎さん引きいる座組。毎年座組が変わるこんぴら歌舞伎、次にこの役者さんがこの役をここで演じるのは10年、20年先というようなまさに一期一会の世界です。
勘三郎さんは、ギリシャの芝居を歌舞伎に取り入れたり、現代劇の演出家を外から招いたりと、次々と新しい歌舞伎にチャレンジしてらっしらっしゃる方。流行りものをどんどん取り入れて庶民がなじみやすい芝居を目指した江戸時代の歌舞伎のスピリットを現代に生かしています。
でも私は、昔ながらの古典的な歌舞伎、その様式美とか型が新鮮で面白いと思っているので「ああ、勘三郎さんが、昔ながらの歌舞伎を演じたらどんな素敵だろう・・」と、恋い焦がれておりました。そして金丸座、初日の『俊寛』は、もうこれぞ勘三郎さんの底力と(勝手に)思えるほどに、素晴らしかったです。
ラストの「これでよかったんだ」と一人流刑の島に残る俊寛の微笑み、この幕引きでは嗚咽をこらえるが大変でした。息子さんの七之助さん、勘太郎さんの成熟ぶりといい、みんながここにあるべくして集っているという、奇跡のような瞬間立ち会えたような気がしました。
それは『金丸座』という異空間が、なにかを引き寄せたのかもしれません。

『こんぴら歌舞伎』ご興味のある方は是非また来年、着物でご一緒しましょう!

2009/03/27

婚礼着物(Kimono for a bride)

アンティーク刺繍 振り袖
(Size M~L)
Furisode Kimono for a Bride
























アンティーク 振袖
(Size M~L)
Furisode Kimono for a bride